祝辞

九州電力株式会社

 西日本空輸株式会社におかれましては、このたび創立70周年を迎えられましたことを心からお祝い申し上げます。


 貴社は1953年の創業以来、電力サポート事業を柱としつつ、経営基盤の強化やお客さまのニーズに応えるため、

報道取材、ドクターヘリ、防災ヘリ、ヘリ整備修理、操縦士訓練など、地域社会に密着した事業活動にご尽力され、

九州の空のエキスパートとして重要な役割を担ってこられました。


 とりわけ、この20年を顧みますと、ドクターヘリ運航エリアの拡大、国や県からの防災ヘリの受託運航開始、

並びに、高精度静止画システムの国内初となるヘリ搭載など、着実に歩みを進めておられます。

50万V日向幹線新設工事では、豊富な経験と高い技術力を発揮され、20226月の運用開始に貢献いただきました。

熊本地震や九州北部豪雨などの天災時は、強い使命感をもって現場の最前線でご活躍いただき、

そのご尽力と功績に対し心から敬意を表します。


 今後も「九電グループ経営ビジョン2030」の実現に向け、コスト競争力の強化や収益拡大の加速に

九電グループ一体となって取り組んでまいりますので、引き続きのご協力をお願いします。


 最後に、社業の一層の向上と地域社会の繁栄のため更なる飛躍を遂げられますよう祈念いたしまして、

お祝いの言葉といたします。


 九州電力株式会社

 代表取締役社長執行役員

 池辺 和弘

西日本鉄道株式会社

 西日本空輸株式会社の創立70周年にあたりまして、心からお祝い申し上げます。

 

 また、この節目に際し本誌への寄稿の機会を頂戴し、大変光栄に存じます。

 

 貴社は、安全安心で質の高い空輸サービスの提供を通して、永年にわたり福岡・九州の社会インフラ機能を

支え続けてこられました。空と陸とでモードは異なりますが、同じく輸送サービスを担う地元の同志として、

貴社のご発展を大変嬉しく思いますとともに、これまでのご功績に深く敬意を表します。

 

 今、世界では、デジタル技術の進展や脱炭素社会への転換等、かつてないスケールとスピードの変化が進行し、

輸送サービスにおいてもドローンや自動運転の実験等、新たな挑戦が始まっています。


 貴社はヘリコプターを使った空輸サービスのパイオニアとしての歴史を刻まれ、

チャレンジスピリットと共に積み上げられた経験・知見は、新たな空輸サービスの社会実装が進む未来においても、

更なる成長を牽引する力強い原動力になるものと確信しております。

 

 貴社が、未来に向け安全安心な空輸サービスを追求され、益々のご発展を遂げられますこと、

そして、福岡・九州の更なる活性化にご貢献いただけることをご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

 この度は、誠におめでとうございます。


 西日本鉄道株式会社

 代表取締役社長執行役員

 林田 浩一

株式会社西日本新聞社

 創立70周年、誠におめでとうございます。心からお喜び申し上げます。

報道機関である西日本新聞社は、迅速かつ機動的な取材活動のために貴社設立に参画し、

1953年の設立から今日に至るまで共に歩んで参りました。

 

 この70年、貴社の活躍の場は着実に広がって参りました。

ヘリコプターによる人員・物資の輸送、送電線のパトロールはもちろんのこと、

ドクターヘリや防災ヘリなども積極的に手がけており、中山間地や離島などを多く抱える九州において、

市民生活を支える重要なインフラの一つとなっています。

 

 近年、ドローンの技術開発と普及は著しく、その活躍の場は報道分野にも広がっています。

しかしながら、事件・事故や災害の発生地にいち早く飛び、刻々と変化するニュースの現場を記者が肉眼で捉え、

臨場感を持って記録することができるというヘリコプター取材の強みは変わりません。

多様化する地域・読者のニーズに応えるべく、私たちはこれからも貴社と手を携えて報道の充実強化を

目指して参る所存です。

 

 貴社におかれましても、多様化する社会のニーズに応え、「空飛ぶクルマ」など

事業領域をさらに広げて行かれることと期待しております。

 貴社の変わらぬ安全運航と、さらなる飛躍を祈念しております。


 株式会社 西日本新聞社

 代表取締役社長

 柴田 建哉